学会誌

Hippophile(ヒポファイル) 和文雑誌

Hippophile No.1


 
題辞「Hippophile」の由来
 
 Hippophile[hipoufail]は「馬を愛する人,馬好きの人;愛馬家」を意味する。
hippo-はギリシア語のhorse(ウマ)を語源にもつ連結辞であり,-phileは同じく
「愛する人,好きな人」を意味する連結辞である。
 ほかにhippo-(ウマ)のつく言葉を英和辞典で調べるとhippology「馬学」,
hippotherapy「馬を仲立ちとした精神医療を意味する新しい言葉」などがある。
また,-phile(…を愛する人)のつく例としてはbibliophile「愛書家」,
Frnaco-phile「親仏派の人」などがある。ちなみに,-phileの反意語は-phobeであり,
hydrophobe「恐水症患者」,Anglophobe「英国嫌いの人」などという。
 また,英和辞典でhippoを引くと, <口語>カバ(hippopotamus)とある。
もともとhippo-は「馬」,-potam(o)は「河川,流れ」の意味をあらわす。
だから,hippopotamusは,「河に住む馬(河馬)」という意味である。
カバは分類学上は偶蹄目であり,外見もそれほどウマに似ていない。
が,あえて共通点をあげれば大型の草食動物で愛らしい表情をもつ。
このことから河馬(かば)と名づけられたのであろう。
 hippoがカバを意味するようになっている現実は,われらHippophilesからすると
大変迷惑なことである。まさしく『庇を貸して母屋を乗っ取られた』もので,
くれぐれもこのニュースレターの読者にあっては題辞Hippophileの意を
「カバを愛する人」と勘違いしないでいただきたい。(編集委員和田隆一)
 
目次
 
   
トカラ馬 -日本歴史の証拠として-
山内 忠平
世界を駆けるホースマン養成の夢
ハイランド真理子
題辞「Hippophile」の由来
 
Journal of Equine Science Vol.9,No.1,March 1998 和文要約
 
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アンダルシアン

※このページで使用している写真は、(株)講談社発行の「世界家畜図鑑」から引用しています。